音楽で自分を表現する|母と子の音楽教室【虹】・小川さんの想い#5

小川 深雪さん
・水戸市出身
・母と子の音楽教室【虹】主宰
・鍵盤ハーモニカ教育LABOアンバサダー
・鍵盤ハーモニカオーケストラ・ソラノオトTokyo所属
・音楽を用いた地域ボランティア活動に従事

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鉾田市にある​「母と子の音楽教室 虹」

音楽を通じて子どもの成長をママとともに喜ぶ。そして、他者と認め合いながら、息を合わせる楽しさを知ることで、コミュニケーション能力を育む。

そんなあたたかくユニークな音楽教室を開いている小川先生にインタビューをしました!

目次

現在のお仕事や活動について教えてください

自宅で「母と子の音楽教室 虹」という音楽教室をしています!

ほかにも、音楽を用いた地域ボランティアをしていたり、鍵盤ハーモニカのオーケストラに所属したりと、音楽に囲まれた生活をしています♪

音楽教室を始めたきっかけは何ですか?

音楽教室をやろう!という感じではなく、最初はなんとなく、知っている子にピアノを教えることからスタートしたんです。

私自身、3歳からピアノをしていて、進学先も音楽科に進み、ずっと音楽と一緒に生きてきました。

幼稚園に勤めて、教諭やピアノ教室の先生として仕事をしていたのですが、自分の出産のタイミングで退職することに。

その後、自分のできる範囲で知っている子にピアノを教えていたら仕事になっていました(笑)。

子どもが好きだったから、もっと音楽で遊べるようなことがしたくて、それでリトミックに出会って、赤ちゃんやマタニティのほうにも広がっていきましたね。

だんだんと、子どもの年齢が下がっていく感じで発展してきたんです。

教室のこだわりを教えてください

「母と子の音楽教室」という名前にもある通り、親御さんと一緒にお子さんの「できた!」を見つけ、共に喜ぶことを大切にしています。

お父さんやお母さんがリラックスできてこそ、子どもも健やかに育つと思うんです。

音楽で盛り上がってもらえる教室、場を提供したいなという想いですね。

ちなみに発表会では、親御さんにも舞台に上がってもらうんです。子どもたちは親の頑張る姿を見て大喜びですよ!

一方で親御さんは、子どもがどんな気持ちで舞台に立つかを体験できます。お互いの気持ちを理解しあえることで、良い関係を築いていけると信じています。

音楽はひとつの「コミュニケーションツール」ですからね♪

子どもには音楽を通じて表現することの楽しさを知ってもらう。みんなと息を合わせる楽しさを知りコミュニケーション能力を育む。

そういったことを大切にしています。

鍵盤ハーモニカを取り入れているのはどうしてですか?

鍵盤ハーモニカって小学生のころ、みんなが一度は使った楽器ですよね。

吹けば音がなるので簡単に弾けるし、持ち歩きがラクなので、すごく魅力的でポテンシャルのある楽器なんです。

でも学校の授業以外ではあまり使わないので、せっかく持っている楽器を眠らせてしまうのはすごくもったいないなって。

鍵盤ハーモニカを使ってどこでもいつでも楽しめるし、心を癒す時間になるし、鍵盤ハーモニカを演奏することで、言葉がなくても人とつながれるんです。

人見知りの子も、音でなら仲良くなれる。

私自身もっと上手になる方法ないかな〜と思っていたら、鍵盤ハーモニカ奏者の先生にお会いして、それから沼ってます。

実はすごく奥が深くて、今では5台くらい持っています(笑)。

鉾田で活動していてよかったことはありますか?

鉾田に来てから、人のつながりでここまでやってこられたと思っています。

教室も口コミで広がって、紹介してくれる方は本当にみんな良い方ばかり。

都会ではなかなかこうはいかないと思うので、鉾田で良かったなって感じています。

今後、やってみたいことはありますか?

音楽で鉾田のまちを練り歩きたいんです。

昔のチンドン屋さんとか、鉾田でもやっていた鼓笛隊みたいに、鍵盤ハーモニカとかいろんな楽器を持ってみんなで演奏しながら歩くと、まちに活気が出ると思うんです。

人が「なんだろう?」って見に来てくれて、笑顔になってくれたらいいなって。

これは私の夢です!ぜひ実現したい!

あと、音楽って言葉がなくても音でコミュニケーションが取れるんですよね。

話すのが苦手な人や海外の人と音楽でコミュニケーションを取って交流できたら楽しいなって考えています。

若い人たちへのメッセージをお願いします

何かやってみたいことができたとき、ぜひ「できる場所」に行ってみて欲しいです。

環境ってすごく大切で、1回できるところに行って経験をすると、自分にもできるかもってなれるんです。

でもそれがないと「できない」って思い込んじゃうと、動けなくなってしまう。

自分がやってみたいことを既にやっている人はいるので、そこに行って経験をして「じゃあここ(地元)でどうする?」「自分ならどうする」って考えるのが大切かな。

何か一歩踏み出す。もう実行あるのみ、と思ってます。はじめの一歩、めっちゃ大事。

私自身も鍵盤ハーモニカで、これからもチャレンジしていきます!

インタビュアーからの一言

インタビュアー:鬼澤美妃

私も、実はみゆき先生の音楽教室の卒業生です。

今回は第1回に登場してくださった室さんのご紹介で、約15年ぶりに先生と再会することができました。

こうしてまたつながれることに、鉾田ならではの温かさとご縁を感じています。

子どもの頃にピアノや音楽の楽しさを教えてくれたみゆき先生が、今も変わらず音楽で地域を支えている姿に、たくさんの勇気と希望をもらいました。

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